加害者の一方的な過失だから言うとおりにしろ

[記事公開日]2010/11/22
自動車事故戦略サポート

「そっちからぶつかってきたんだからそっちに100%の過失がある。
だから責任をもって全てこちらの言うとおりにしろ」

「過失割合は100%です。それは確かです。ですから、正当な損害についてはお支払します。しかし、何が正当かについてはこちらにも意見があるので話し合いをさせていただきたいと思います。」

「意見とは何か」

「交通事故による損害は、通常生じる範囲内に限ります。特別な事情による損害は補償の対象にはなりません。これは法律で決まっていることです。それを踏まえて十分話し合いをさせてください。」

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交通事故の被害者が無理な要求をしてくる事は結構あります。要求の内容によっては、どちらが被害者かわからなくなってきます。傾向として被害者の過失が無ければ無いほど、その欲求はエスカレートしてきます。

しかし、そのようなときにこそ明確に「損害は通常生ずる範囲に限る」といわなければなりません。交通事故の加害者は、被害者からの要求に必要性と相当性のあるものに対応をします。

タクシー代が認められるのはタクシーの利用に必要性があるときです。
治療のための温泉代も認められるのは稀です。
マッサージも全額は難しいでしょう。

確かに怪我をさせたのは加害者です。

しかし、被害者にも損害を最小限にとどめる義務もあるのです。
無理な要求をする被害者に対しては、時として毅然とした態度も必要です。


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24 コメント on “加害者の一方的な過失だから言うとおりにしろ

  1. 娘@未成年が自転車でチンピラ風オヤジを轢きました。
    通常通り左側通行し,塀の裏から出てきたオヤジと接触しましたが,警察からは自転車の左前方不注意と判断されたようです。
    擦り傷程度なので示談ということで警察未介入でしょうが,請求してきたのは傷ついたシルバーのブレスレッドの補償。
    定価30万円也@レア物です。
    自転車保険等に入っていないので,現品補償しますと一筆献上。
    その場ではそれ以上の請求は無いという判断で,そうすることが一番だと対応しました。

    ところが調べてみると損保で対応可能だと判り,保険屋に依頼しました。
    相手も保険を使うことは了承したのですが,支払われなかった分は補填しろ!と言ってきました。
    最初に現品補償に同意していますし,それがどうなるのか?
    とりあえず保険屋の判断を待ちますが,30万円の価値があるとは思えませんので,その後も支払いを強いてきそうです。
    早くしろと何度も電話をかけてきます。
    保険屋にも同様のことを言ったらしく,相手と話をした保険屋の薦めもあって弁護士の手配も致しました。
    今は怯えて待っています。

    正当な価値判断ができるとは思えない物損。
    もし,それらの価値判断を超えて娘に何かあったら・・・
    30万円で人生を棒に振ることにしてしまった親・・・ということにはなりませんでしょうか?
    勿論,30万円すら支払うことがきついので保険をお願いするわけですが。
    法律的にどこまで守られるのでしょう。

    ポイントが幾つかズレていて申し訳ございません。

    1. 早々に弁護士対応とした事、それができた事が一番のベストな対応だと考えてよろしいかと思います。弁護士が被害者に連絡をしたあと、直接の連絡がある度すぐに弁護士へ連絡を行って対応を求めれば、きちんと弁護士が対応していくので一筆献上の件も含めて、大事にはならないはずです。差額を支払う義務は無く、保険から全て出るというお考えでよろしいかと思います。

      1. ありがとうございます。
        警察より被害者より全治7日の傷害事故の申し出があり,家庭裁判所に書類送検?しますと簡単な聴取と連絡がありました。
        やはり弁護士対応が妥当かと。
        長くなりそうですが,頑張ります<加害者なのにおかしい台詞ですよね

        1. 金銭の賠償問題はすべて弁護士にゆだねたとして、あとは刑事の問題ですね。全治7日の場合はそこまで大きな出来事とは判断されないはずです。

  2. 1ヶ月半前に自転車とぶつかる事故を起こしました。私が横断歩道前で一時停止+左右確認後徐行前進をしたところに込み合っていた対向車線側から自転車が飛び出してきて、接触しました。被害者はヒビ骨折?で全治1ヶ月との診断。物損事故か人身事故にするかは被害者に任せ、治療費を払ってもらえればぃぃとのことで物損事故になりました。(事故1週間後に菓子折りを持って、お見舞いに行きました)
    被害者が未成年であったため、父親が窓口となり保険会社と連絡をとってもらうことになりました。しかし、被害者の父親は朝から夜22時まで仕事をしており、更に日曜しか休みがないとのこと。私が入ってる保険会社は平日の19時までの対応であることは伝えていましたが、被害者なのに時間をこっち(被害者側)に合わせられないのはおかしいと言われ、なかなか話が進まず、ご立腹の連絡がきました。
    その後、保険会社にもその連絡をして対応について検討してもらえるよう電話をしました。しかし、最初の電話から2週間後くらいに再度電話がぁり「保険会社が動かないのなら、あなたが払えばいい。責任はあなたにあるんだから。物損事故から人身事故に切り替えたっていいんだ。あなたがどこの保険会社に入ってるなんかどうでもぃぃ。病院以外でタクシーを使ったのも払われないなんておかしい。このままだと裁判を起こすかもしれない。」などと捲し立てる電話がありました。私は治療費などは保険会社に任せてあるので、お金の話は出来ませんと何度も伝えましたが、電話もなかなか切らしてもらえませんでした。電話も毎回22時前後にかけてくるので、仕事が不規則な私は迷惑をしています。
    再度保険会社に連絡し、電話内容を伝えたところ弁護士に介入してもらえることになりました。

    しかし、また電話がかかってくるのでないか、自宅にくるのではないかと不安です。
    あと、受理された物損事故から人身事故に切り替わったりすることがあるのか、裁判を本当に起こされるねかも気になっています。ご回答お願いします。

    1. この場合、人身事故に切り替えるかどうかは、被害者だけが判断し行えることなのでその結果を受け入れるしかありません。

      また、基本的に弁護士対応となった場合には加害者に直接連絡を取れないことになりますので大丈夫だと思われます。さらに、訴訟を起こされるかという点については、仮に起こされたとしても、こちらにはすでに代理人弁護士がついているので何も支障はなく、すべてその代理人弁護士にお任せいただくのがよろしいかと思います。

  3. 先日、自動車同士の物損事故を起こしてしまいました。

    私は直進車線にいて右折車線に車線変更しようとした際に、ウインカーを掛けましたが、黄色線の直前で後方の確認をちゃんとしていなかったので、後ろから来た車とぶつかってしまいました。

    警察との現場検証も済み、今は保険会社同士で交渉を行っているのですが、相手方の老夫婦から事故の起こった状況説明をこっちに寄せろと何度か電話で言われ困っています。

    内容は、私の車が事故で止まった場所が黄色線を越えたところだったので、黄色線でいきなりそっちが出てきた、ウインカーなんてついていなかった、こちらは全く非は無い。保険会社にこちらの意見を伝えて10:0にしてくれ。
    主人が私の(加害者)保険会社との話し合いで、黄色線を越えていないところでぶつかったという事でそちらと意見が食い違っているので、怒っている。そちらの保険会社に黄色線を越えてぶつかったと言ってと言われました。

    私の意見では、ウインカーは事故を起こした時にハンドルを切ってしまったので事故があった直後は消えてしまいましたがちゃんとウインカーは出していました。黄色線の直前で進路変更したのでぶつかった時はまだ黄色線を越えていなかったと思います。

    車がどちらも動いていたので私側と相手側との意見の差は少なからず出ることは承知しています。
    確実に自分の方が悪い事も分かっていますし、出来るだけ被害者老夫婦の誠意に応えたいと思っていますが、自分の意見も相手方に合わせなくてはいけないのでしょうか。
    また、電話の際、加害者のこちらが悪いと思い自分の意見を相手に伝えられずにいます。もし、また相手方から電話がまた来た場合、こちらの意見をお伝えした方がいいのでしょうか。

    長文なり申し訳ございませんがご教授願いします。

    1. こういった相手との供述に食い違いが出ている場合には、保険会社から調査機関を派遣されることが多いです。誠意を伝える事はよいとは思いますが、事実を曲げる必要はありませんのでしっかりと主張してください。

  4. 交通事故ではありませんが、我が家の愛犬が散歩中男性を噛んでしまいました。此方は先に忠告をし、犬を離したのですが、それでも近づき、手を出してきた経緯です。すぐに病院に駆け込み、その時は大丈夫、謝らなくていいと言われていたのですが、執拗に住所、電話番号、名前を訊かれました。「私の親戚は警察官」「糖尿病だから何かあったらどうしてくれる」と、脅迫めいたことも言われました。この件が怖く、その晩、警察の方に事情を説明して調書を取って貰いました。

    翌日、もう一度病院に行くことが解っていましたのでそちらの方に出向こうと思っていると、相手側から連絡があり、「何故昨日謝罪に来なかったのか」「明日にでも家に来い」と言われ、また此方側の主張をすると、「出る所に出る」「弁護士を今すぐ用意する」と言われました。謝罪に来い、ということはつまり、金を持ってこい、ということだと思い、昨日の話と矛盾していると思いました。
    段々口調がキツくなり、話が出来なくなりましたので警察に間に立って頂き、話をしたのですが、その際は穏やかに、「治療費だけでいい」「家には来なくていい」と、うってかわっての反応でしたが、それは警察の前だから、という可能性が極めて高いと思います。何度謝っても、許しては貰えませんでした。
    数日後にもう一度病院に行かれますので、その際の治療費をお支払いし、更に謝罪するつもりではありますが、また脅迫めいたことを言われ、今後のことに対しても不当な慰謝料の請求をされないか、と心配になっています。

    このような場合、警察の前で「治療費だけでいい」と言っていたじゃないですか、と言っていいのでしょうか。それとも、先に慰謝料として包んだ方がいいのでしょうか。また、出来ることなら次に会う際も警察の方に居て貰った方がいいのでしょうか…。
    一度お金を出すと、更に言われる可能性を考え、また教えた住所にも来たとのことで、その執着さにも怖さを感じ、押しかけられないか心配です。

    乱文、長文で大変申し訳ありませんが、ご返答頂ければ幸いです。

    1. 交通事故では、任意保険会社は治療が終了してから慰謝料を支払います。それまでは治療費、休業損害を主に支払います。つまり、示談の時に慰謝料を支払うのが通例とされています。これは、治療を終了しなければ損害額がが確定できないという事からも当然といわれていますが、例外(慰謝料の内払い)もあります。

      例外を適用させる場面かどうかはご判断、となりますが、治療費を立替えさせておく状態を長く続けるのはよろしくないかもしれません。支払ったときは領収書を必ずいただいてください。

      もっとも、実際に被害者の方が治療費を支払っているかは不明です。

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