人身事故>人身事故の賠償責任者ついて>16. 無人踏切での交通事故 管理者の責任


16.無人踏切での交通事故 管理者の責任


踏切での交通事故は、運転者やその会社に何らかの過失があれば、損害賠償請求ができます。過失とはどの程度のものか? これから説明をします。

運転者の責任


戦前では、鉄道運転手の責任とは、前方と注視しながら安全を図り、警笛を鳴らし時には原則をする義務とされていました。そして、これらを重視し、運転者の過失を認める傾向にありました。しかし、現在では、鉄道運転手の減速義務等は否定され、鉄道会社に直接責任を求める傾向が強くなっています。つまり、鉄道運転手自身に過失が発生し、損害賠償義務が生ずる事は、現在主流ではありません。
 

鉄道会社の責任


鉄道会社の責任は、踏切自体の特徴、列車の種類や速度や回数、通過回数、見通し、過去に事故があったかどうかを総合的に勘案して決められます。 その結果、過失が認められると、民法709条の不法行為責任により、鉄道会社の損害賠償義務が発生します。
 

上記の不法行為責任ではなく、民法717条1項の工作物責任が問われる場合もあります。
これは、線路の設置や保存に瑕疵があった場合に認められるもので、鉄道会社に過失は必要ありません。必要なのは、本来備えるべきものを備えず、安全性に関する様態を欠いているという事実だけです。
 

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

只今、交通事故に関するメール相談は有料です。詳しくは→交通事故のメール相談とは?

無料メールお問合せ→メール件名はそのままで


01.借用者で人身事故を起こしたときに貸主も責任負う?


02.盗難車で事故が起きた場合に、その保有者の責任は?


03.会社の車で事故が起きた場合には?


04.車の名義人は、常に責任を負うのか?


05.従業員のマイカーによる事故は使用者は責任を負うのか?


06.元請業者は下請業者の人身事故の責任を負う?


07.修理業者が事故を起こした場合にはユーザーにも責任はある?


08.親が子に名義を貸した場合に責任の所在は?


09.子が事故を起こした場合の親の責任は?


10.従業員の事故に代表取締役個人が責任を負うことはあるのか


11.公務員の交通事故に対する国や地方公共団体の責任


12.組合員の交通事故と組合の責任


13.社員が休日に会社の車で交通事故を起こしたとき


14.牽引中の自動車での交通事故


15.結局、交通事故を起こしても免責される条件は?


16.無人踏切での交通事故 管理者の責任