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交通事故の治療でレントゲンを使い、その結果人工中絶をした場の慰謝料は?

[記事公開日]2010/11/08
[最終更新日]

交通事故による治療でレントゲンを使用した場合に、X線が胎児に与える影響を考慮して人工中絶をすることがあります。

これは、「直接的に”交通事故”による中絶」ですから、その中絶に対しての精神的苦痛、つまりは慰謝料が認められます。もちろん、その慰謝料とは別に中絶費用も認められます。交通事故と因果関係のある損害は、賠償金として認められる傾向があるからです。

なお、下記が人工中絶をした際に裁判所で認められた慰謝料金額です。

本人に10万円(S56年高裁)
支払夫婦それぞれに100万円(S51年地裁)

これをみると、事例によってかなりの差があることがわかります。

実務でも、まだまだ明確な基準が存在しないので、人工中絶に対する慰謝料の算定には困難が伴っています。

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