Top

過失と減額

交通事故では当事者は加害者と被害者に分かれるのが一般的です。 加害者が被害者に対して、交通事故で生じた損害を全て賠償するのかといったら、 そういうわけではありません。 公平の観点からその過失に応じて加害者何割、 被害者何割といった具合に損害金の負担率が決まります。 そして、他に様々な要因から減額がなされたり増額がなされたりするので、 実務での損害賠償算定には欠かせない知識となっています。 ここではその交通事故で発生した損害の過失・減額要因について説明します。 交通事故解決

過失と減額category

過失と減額記事一覧
  1. 事故の過失相殺・過失割合について

    過失相殺について

  2. <添付ファイル送信フォーム>

    画像ファイルを添付できる質問フォームです。

  3. 交差点で一方に一時停止の標識がある出会い頭の四輪車同士の交通事故(道幅無関係)

    一方に一時停止の標識がある十字路交差点で発生した交通事故の過失割合

  4. 一時停止とは?停止線と一時停止の道路標識

    一時停止の道路標識がなく停止線のみ・・・停止線だけの道路では一時停止の法的義務はありません。 一時停止の道路標識がある・・・たとえ停止線が消えていたとしても一時停止の法的義務があります。道路に白線がある場合は、白線の手前 […]

  5. 修正要素:シートベルト着用義務の過失割合

    シートベルトをしていなかった時は5~15%の過失割合の修正

  6. 控除する・所得保障保険金

    控除するというのが最高裁判所の判例

  7. 控除する・死亡事故の本人の生活費

    逸失利益からは本人の生活費が控除されます

  8. 控除する・受領済みの労災保険、健康保険

    労災、健康保険には、治療費、休業補償、傷病補償年金、後遺症害補償、死亡時の遺族補償年金などがあります。 これらは、判決、示談時に既に支払われているものについは賠償金から控除しますが、未だ支払われていないものについては控除 […]

  9. 控除する・受領時済みの自賠責保険金、任意保険金

    当然控除されます

  10. 控除しない・未受給の労災保険金、厚生年金

    控除する場合としない場合がありますが、労災や厚生年金でも未受給なのは控除をしないのが原則です

  11. 控除しない・生活保護による給付、労災保険の特別支給金、雇用保険

    交通事故の賠償金からみた時の考え方です。 まず、生活保護による給付ですが、費用は市町村、都道府県、国庫が負担します。その後、被害者が損害賠償を受けることができると、その保護相当額の範囲で返還することが予定されています。社 […]

  12. 交通事故後の自殺

    交通事故との因果関係がどの程度あるか

  13. 好意同乗・無償同乗減額、つまり好意、無償で乗車したとき

    好意同乗の場合には、「好意同乗による減額」が行われることがあります

  14. 身体的要因、つまり身体が原因で減額された例

    普通の人と比べて判断します

  15. 控除しない・税金 所得税

    被害者が加害者から受け取った損害賠償金には税金がかかりません。なぜならば、失ったものを補うものとして支払われたもなので所得税等はかからないのです。 しかし、損害賠償金の中には、休業損害という収入(所得)の分も含まれている […]

  16. 心因的要因、つまり心が原因で減額された例

    精神状態が常軌を逸脱している場合は減額されます

  17. 交通事故の損害が減額される時

    賠償金を公平にするために賠償金の調整が行われる場合について

  18. 控除しない・香典、見舞金

    被害者やその遺族に対する香典、見舞金や弔慰金などは、損益相殺の対象にはなりません。 これは社会通念上、損害のてん補とみられず、また第三者に対する求償もされないことから(当たり前です)控除対象にはなりません。 ちなみに、見 […]

  19. 控除しない・被害者がかけてあった生命保険金、搭乗者傷害保険

    被害者自身が掛金を支払い、その対価として支払われるものが生命保険金や搭乗者傷害保険金です。 これについては、損害をてん補するという性質のものでもなければ、商法上控除するような規定もありません。つまり、加害者の支払う損害額 […]

>